(出典 bunshun.ismcdn.jp)

ゴルファーとしてはゲーリー・プレーヤー、トレバー・イメルマンに続く3人目のマスターズ制覇で、ゲーリー・プレーヤーがマスターズで初勝利をあげた1961年からちょうど50年目の優勝であった。最終日、首位に4打差をつけられてのスタートであったが、2位のアダム・スコット、ジェイソン・デイらに2打差をつける勝利であった。
19キロバイト (1,384 語) - 2017年9月24日 (日) 22:59



    【高柳昌弥のスポーツ・イン・USA】1986年4月4日。私はメリーランド州ボルティモアからジョージア州アトランタに移動。そこから100人乗りのほどの旅客機に乗り換えてオーガスタ・リージョナル空港に到着した。曇り空だったと思う。レンタカーですぐにオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブへ直行。ゴルフ場の外に設けてあったメディア用のテントで取材受付を済ませて初めてマスターズの舞台に足を踏み入れた。

 自分がプレーをするわけでもないので、正直言ってとくに感慨深いものはなく、やがて訪れる「特別な記憶」に気が付くこともなかった。

 優勝したのは英国のサンディー・ライル。当時30歳だった。その2年前にはジャック・ニクラウスが「I’m back」の名言とともに、マスターズでは11年ぶり6回目、メジャーでは6年ぶり18回目(これが最後)を飾っていたので、ライルがプレーを終えた段階ではテレビで見ていたニクラウスほどに心を揺り動かされるようなことはなかった。

 状況が一変したのは長年にわたってライルを追いかけていたベテランのカメラマンが泣きながらクラブハウスに戻ってきたとき。英国といってもライルはマスターズの優勝者の中で誰1人存在していなかったスコットランドの出身。そのカメラマンもスコットランド出身で、彼は腰に巻く「キルト」という民族衣装を身に着けて取材をしていた。

 「もう心残りはないよ」。目を赤くしながら語ったその一言で、私もスイッチが入った。そうか、ここには母国愛を抱いて仕事をしている人たちがいるのだ…。そのあと私は自分なりに一生懸命に原稿を書いたと思う。インターネットなどないので、周囲にいた先輩記者たちにライルのエピソードを聞きまくった。スマホもソーシャルネットワークもない時代。取材方法は限られていたが、夜が明けるまで宿舎の机の上で1枚10行の原稿用紙に向き合い、その束をホテルのフロントに持っていきファックスで東京に送信した。

 “異変”に気が付くのはこれから10年もたったあたりだろうか…。私のマスターズ取材は1回キリだ。しかし何年経ってもコースのレイアウトを忘れていなかった。池越えなのに幅の狭い12番のグリーン、直線的なレイアウトなのにダウンヒルゆえにティーグラウンドからグリーンが見えない10番。各所でうねっている14番のグリーン、そしてインの名物?アーメン・コーナー。ゴルフ担当を離れたとき、他の大会のコースは記憶に残っていなかったのに、たった1回しか経験していないオーガスタ・ナショナルの各ホールは、33年が経過した今もなお、テレビ画面に映らない細かい個所まで記憶に残っている。

 「特別な場所だ」と意識しない人間の記憶に残るくらいだから、意識している人たちの思い入れはさらに凄みがあると思う。ゴルファーにとって「人生をかけて闘う」という行為は、このゴルフ場だからこそ成立するようにも感じる。

 2019年4月14日。長いブランクを経てタイガー・ウッズがここでよみがえった。

 前妻とのトラブル、次から次に出てきた女性問題、離婚、セックス依存症、腰と膝の手術、酩酊状態での車の運転…。昨年まで、ゴルフ以外の原稿を山ほど書いた。もうメジャーで勝つことはないだろうと正直思っていた。だからとても印象深い日になった。

 「ここのバック・ナイン(インの9ホール)で起こったことはいつも違っていた」、「最初にマスターズで勝ってから22年。また勝てた。きょうはすべてがうまくいった」。ウッズが会見で語ったこの2つのコメントの中には本来「HAPPEN(起こる、生じる)」でいいはずの動詞が、いずれも「HAPPEN」のフォーマルな言い方でもある「TRANSPIRE(本来は蒸発する、発散するという意味)」に入れ替わっている。本人がよく使う言葉なのかもしれないが、ことのほかフォーマルにしなければ自分の気持ちが伝わらなかったのでは、とも受け取れる。小さなガッツポーツのあとに弾けた笑顔以外にも、この日のウッズには特別な思いを示すものが見え隠れしていた。

 選手の技術レベルの指標となる「ストロークス・ゲインド(打数を何で稼いでいるのかという目安)」を見ると、どん底を極めていた時期よりもショート・アイアンやパッティングに改善が見られている。メジャー最終日での逆転勝利は15回目にして初めてだが、2打差のリードを保っていた最終18番で「ボギーでいいのだ」と割り切って、全力で“消極的”なプレーに徹する姿もかつはほとんど見せなかった一面だ。

 低迷している間に、ゴルフ界にもいろいろと変化が訪れた。今大会で初日首位に立っていた若手のブライソン・デシャンボー(25=米国)はスイングの初動の段階で手首を返さない、いわゆる「コック」をほとんどしない独特のスイングで注目を集めている。体の捻転と大きなフォロースルーだけでスイングを完結。しかもアイアンはロフトが違うだけでシャフトの長さは同じ。ゴルフのレッスン書には記されていない理論?ですでにツアー5勝を挙げてしまった。

 技術、理論、戦術の変化はゴルフ界だけにあるのではなく他のスポーツ界でも顕著。野球のバッティングとは常にレベルスイングでボールにジャストミートすることだったはずだが、今の大リーグでは「フライボール理論」が浸透。ボールのやや下をたたき、高い角度でスタンドまで運ぶホームランを狙うことで得点効率を上げようとする選手が急増している。2番にスラッガーを配置するラインアップも主流。2番に主軸打者を置いたほうがより多くの点が入っているという過去の統計が、「クリーンアップは3~5番」という固定観念を打破する動きにつながっている。

 NBAでは1979年に3点シュートが導入されたが、その新ルール初戦となった同年10月12日のセルティクス対ロケッツ戦でその“長距離砲”は両軍併せて13回(成功3回)しか試みられなかった。

 ところが今季の試投数は1チームだけの平均で1試合32回で、リーグ最多のロケッツにいたっては45回。チームの命運を左右するのはダンクではなく3点シュートであり、チーム編成はそれをこなせる人材を中心に進められる時代となった。

 どんな競技の選手も今は激動の中にいるのだ。ついていくのは大変だと思う。そしてその中でウッズは技術と戦術と言葉を自分の「形」に変えながら再びグリーンジャケットに袖を通した。

 ニクラウスがメジャー最後の優勝をこのオーガスタで飾ったのは46歳。あと3勝と迫ったウッズにはまだ時間が残されている。

 米ツアー最多勝はサム・スニードだが、生涯最後となる82勝目を飾ったのは52歳。あと1勝となったウッズがこれを乗り越えるのは時間の問題だろう。

 50センチのウイニングパットを決めたとき、あるいは決める前、彼の脳裏をよぎったものは何だったのか…。ボールとともに見えないカップの中にねじこんだのは、長期にわたってかみ合わなかった心と体の歯車だったはず。新たな「特別な記憶」がこの先にも生まれることを予感させる最終日だった。

 ◆高柳 昌弥(たかやなぎ・まさや)1958年、北九州市出身。上智大卒。ゴルフ、プロ野球、五輪、NFL、NBAなどを担当。NFLスーパーボウルや、マイケル・ジョーダン全盛時のNBAファイナルなどを取材。50歳以上のシニア・バスケの全国大会には8年連続で出場。フルマラソンの自己ベストは4時間16分。今年の北九州マラソンは4時間47分で完走。

(出典 afpbb.ismcdn.jp)

<ツイッターの反応>


tanu☆
@hirotanu00

最後のバンザイが良かった…☘タイガーウッズ選手がマスターズトーナメント優勝しました🏆マスターズ制覇は14年ぶり5回目。メジャー制覇は11年ぶりです。事故や怪我を乗り越え、優勝まで登りつめたウッズさん、おめでとう🎊#時事 https://t.co/NCF1QOguET

2019-04-15 03:55:41

(出典 @hirotanu00)

マッシュ@
@mash_warp

ゴルフファンが待ちに待ったタイガーウッズが復活Vを飾った!しかもマスターズという大舞台で。どれだけの苦労があったかはわからないが、素直に感動した!最高のマスターズでした!ケプカも強かった!松山がんばれ!いつかはメジャー制覇! #ゴルフ#マスターズ #タイガーウッズ

2019-04-15 03:41:52

(出典 @mash_warp)

A.K
@xi17

タイガーウッズのマスターズ制覇は勇気でるよねぇ。もちろんたどりつくためには並大抵の努力ではなかったろうけど

2019-04-15 03:40:27

(出典 @xi17)

Yahoo!ニュース
@YahooNewsTopics

【ウッズに全米沸く 大統領絶賛】https://t.co/G7RZ82iRBi男子ゴルフ・マスターズに出場したタイガー・ウッズが11年ぶりのメジャー制覇を成し遂げ、トランプ大統領も絶賛し、お祝いムードに便乗。優勝争いを演じたケプカは「言葉はいらない。信じられない」。

2019-04-15 03:34:16

(出典 @YahooNewsTopics)

KAI ちゃん✩°̥🦋🍃🌸ほんわかライダー🌸🦋୧✩°̥
@coco_taechan

復活の虎🐯✨良かったですね😥ウッズがマスターズ逆転優勝 11年ぶりのメジャー制覇:朝日新聞デジタル https://t.co/LSd4eHelad

2019-04-15 03:26:52

(出典 @coco_taechan)

米本令和二一/FuiReiwaYonemoto
@FuiYonemoto

マジですげえ!!! #Fui タイガー・ウッズ、マスターズで優勝 11年ぶりのメジャー制覇 https://t.co/MIyCorvdxW @cnn_co_jpより

2019-04-15 03:23:40

(出典 @FuiYonemoto)

genko-an23
@maruno_23k

紆余曲折があったけどやっぱこの人はすごいな。にしても頭もう少しなんとかした方が。。ウッズが復活のマスターズ制覇! メジャー15勝目を逆転で飾る (AFPBB News) - LINEアカウントメディア… https://t.co/IhUYvxGa0G

2019-04-15 03:20:19

(出典 @maruno_23k)

AFPBB News
@afpbbcom

ウッズが復活のマスターズ制覇! メジャー15勝目を逆転で飾る https://t.co/TrtZQvVb0P https://t.co/tLwO7f2kj3

2019-04-15 03:20:01

(出典 @afpbbcom)

Dio.K.Sugi
@yadb_edit

タイガー・ウッズって43歳だったんだ。そして14年ぶりのマスターズ(オーガスタ)制覇。14年前ということは29歳。20代の時に最後の優勝を果たし、そこから数々スキャンダルあって43歳で再びマスターズ制覇って凄いな。。。私もアラフォーだから、尊敬の念をいだきます。

2019-04-15 03:19:01

(出典 @yadb_edit)

TBSテレビ 宣伝部
@tbs_pr

今日よる11時56分からは『2019マスターズゴルフ 最終日ダイジェスト』。最強の虎が帰ってきた! タイガー・ウッズ選手初の逆転劇で11年ぶりメジャー制覇。世界中が待ち望んだ完全復活の舞台はやはりオーガスタだった! 歴史的激闘をたっぷり振り返る! #tbs

2019-04-15 03:12:25

(出典 @tbs_pr)

清水 久嗣
@ginji513

タイガーウッズのマスターズ制覇は14年ぶり。というと無敗の皐月賞馬・ディープインパクトの年か…と思った競馬アナウンサー。ちなみに97(サニーブライアン)、01(アグネスタキオン)02(ノーリーズン)の時も優勝しており無… https://t.co/75GSs04HcW

2019-04-15 03:07:45

(出典 @ginji513)

twenty four 相互フォロー100%
@twlday

タイガー・ウッズ、マスターズで優勝 11年ぶりのメジャー制覇 https://t.co/r3yb7MsPlV @cnn_co_jpさんから

2019-04-15 03:04:11

(出典 @twlday)

ゴルフハック
@golfhackcom

また1週間が始まりますが、マスターズを見ていて寝不足という方も多いのでは?😊タイガーウッズ選手が11年ぶり14度目のメジャー制覇を果たしましたね!日本からは松山英樹選手が32位と健闘しました⛳🏌️‍♀️✨ゴルフ熱が高まっている… https://t.co/L0DCigPg3X

2019-04-15 03:00:16

(出典 @golfhackcom)

ユウガ虎の御頭@ヘルニアでリハビリ中
@yuuga2830

いやっ~ 43歳で11年ぶりのメジャー制覇!マスターズ14年ぶりの優勝の瞬間を見て、俺にも涙が出ましたね(祐´;ω;`) 素晴らしい快挙ですね!また、タイガー・ウッズ選手の活躍から目が離せませんね!何処から、あんな力と精神力… https://t.co/Lae79WFozQ

2019-04-15 02:55:40

(出典 @yuuga2830)

哲左衛門
@lovefishing124

タイガーウッズ🏌️‍♂️、14年ぶりの5度目のマスターズ制覇🙂色々騒動があったけど時を経て、再びトップになるなんて継続は力なり🙂#TigerWoods #タイガーウッズ

2019-04-15 02:47:48

(出典 @lovefishing124)